2010年8月アーカイブ


秋が間近で、セミの季節も終わりかけていますが、クマゼミとアブラゼミの羽化殻が密集しているところを見つけました。イヌビワの葉裏に固まって付いていました。画面には21個体が映っています。これは一晩でできたものではなく、今年の夏は大雨のあとから始まり、夏にはほとんど降らなかったことから、次々と羽化したものが雨で落とされず、ずっと付いていたものと思われます。


園内 平成22年8月30日撮影 059

イチモンジセセリ(チョウ目セセリチョウ科) Parnara guttata


ヒャクジツコウ(白花)の花の蜜を吸いにイチモンジセセリがきていました。三角翼のジェット戦闘機のような姿ですばやく飛びます。日本全土に広く分布する普通種で、幼虫の食草はイネ科やカヤツリグサ科の植物で、イネの害虫とされています。後翅裏側に直線的に並ぶ銀色の紋が名前の由来です。


花と緑のまちづくりセンター 平成22年8月23日撮影 058


ハツユキカズラはテイカカズラの園芸品種で、斑入りの葉か人気で、寄せ植え、ハンギング、グランドカバーによく使われます。実を見ることは希ですが、花緑センターでは一昨年も実がなりました。
変な実はキョウチクトウ科の特徴です。秋に2つに割れてタンポポの綿毛のような種子が出てきます。


花と緑のまちづくりセンター 平成22年8月23日撮影 057

ツクツクボウシ(カメムシ目セミ科) Meimuna opalifera


ツクツクボウシの♀を見つけました。このセミは秋のセミで10月頃まで見られます。明石公園の今年の初鳴きは8月13日でした。姿よりも鳴き声で有名ですが、こんな目立たない姿をしています。鳴いている♂は、近づくとすぐに逃げますが、♀はじっとしていました。


桜堀畔 平成22年8月20日撮影 056

ミンミンゼミ(カメムシ目セミ科) Oncotympana maculaticollis


台風4号が通過した後、ミンミンゼミ♂が低いところに止まっていました。曇っていたためか、鳴かず、食事中でした。関東では多いミンミンゼミも関西では平地には見られず、山地にのみ生息すると言われていますが、明石には少ないながらも見られます。六甲山系に西の端が明石公園と言われるゆえんでしょうか。腹部が短く、翅が長いため、格好良く見えます。


剛ノ池畔 平成22年8月12日撮影 055

ナガメ(カメムシ目カメムシ科) Eurydema rugosa


大きさは8-9mmの黒と赤の模様が目立つカメムシです。菜の花につくカメムシから、ナガメと名付けられました。アブラナ科植物の害虫として知られていますが、なかなか綺麗です。本来を外れて、シソ科のアップルミントの花に止まっていました。


花と緑のまちづくりセンター 平成22年8月9日撮影 054

オオスカシバ(チョウ目スズメガ科) Cephonodes hylas


ハチドリのようにホバリングしながら花の蜜を吸っているのはオオスカシバというガです。翅は透明で、昼間に活動するため、ガとは思われず、大きなハチと間違われることもあります。羽化直後の翅は灰白色の鱗粉で覆われているが、羽ばたくと脱落してしまうそうです。デュランタ'タカラヅカ'を吸蜜していました。幼虫の食草はクチナシ。


花と緑のまちづくりセンター 平成22年8月6日撮影 053

フウセンカズラ(ムクロジ目ムクロジ科) Cardiospermum halicacabum


その名のとおり風船状の実がなるフウセンカズラです。ユニークな実ですが、花は小さく5ミリほどで愛らしいものです。実は最初は緑色をしていますが熟れると茶色くなります。涼しげで壁面緑化では人気です。


花と緑のまちづくりセンター 平成22年8月6日撮影 052

モミジアオイ(アオイ目アオイ科) Hibiscus coccineus


花緑センターの北側に真っ赤で派手な花が咲いています。北米原産で、葉の形がモミジのようなことから、モミジアオイと名付けられています。フヨウ属であることから、ハイビスカスやフヨウの花とよく似ています。1日花で夕方にはしぼんでしまします。


花と緑のまちづくりセンター 平成22年8月1日撮影 051

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