2011年5月アーカイブ

シラン(ラン科シラン属) Bletilla striata


シランの花が咲き始めました。漢字で書けば紫蘭、「そんなの知らん」ではありません。ラン科植物には珍しく、日向でも育ち、庭にも植えられます。極めて丈夫で、半日陰から日向まで適応し、乾燥にも過湿にもよく耐えます。日本、台湾、中国原産の地生ランですが、日本の野生のものは準絶滅危惧種にしていされています。


花と緑のまちづくりセンター 平成23年5月12日撮影 123

バイカウツギ(アジサイ科バイカウツギ属) Philadelphus satsumi


においの花園でバイカウツギが雨の中ひっそりと咲いていました。本州から九州の山地に自生する落葉低木で、古くから庭木や生け花の花材として親しまれています。純白で清楚な感じのする花で、よいにおいが特色です。日本のほか、南東ヨーロッパから小アジア、アメリカ大陸原産のものもあります。


花と緑のまちづくりセンター 平成23年5月12日撮影 122

ルピナス(マメ科ルピナス属) Lupinus sp.


屋上庭園では巨大なルピナスが満開です。花穂の長さが60cmにもなっています。ルピナス属の植物は北アメリカ西部を中心に、南アメリカ、南アフリカ、地中海沿岸に200種以上が分布しますが、このルピナスがどの種か、園芸種か判りませんが、巨大な花穂から、ラッセル・ルピナスの1品種ではないかと思われます。


花と緑のまちづくりセンター 平成23年5月10日撮影 121

キムネクマバチ(ミツバチ科クマバチ属) Xylocopa appendiculata circumvolans


花緑センター屋上庭園のボリジにキムネクマバチが吸蜜に来ていました。クマバチといえばどう猛なハチと思われがちですが、スズメバチと違ってひじょうに温厚で、オスは針がないため刺すことはなく、メスは毒針を持つが刺されても重症に至ることは少ないとされています。誤解の原因はTVアニメの「みなしごハッチ」や「ミツバチマーヤの冒険」などとされています。北海道から九州まで広く分布する単独生活のハチで、枯れ木に巣穴を掘り、中に蜜を花粉を集めて産卵します。


花と緑のまちづくりセンター 平成23年5月2日撮影 120

カロライナジャスミン(マチン科ゲルセミウム属) Gelsemium sempervirens


花緑センター北側の剛ノ池のフェンスは、カロライナジャスミンの黄色に染まっています。北米原産の常緑ツル性の低木で、フェンスのどの緑化にはうってつけの植物です。サウス・カロライナ州の州花になっています。ジャスミンの名前がついていますが、ジャスミンティーのジャスミンとは全くの別種で、有毒植物ですので気をつけてください。ただし、食用にしない限り中毒を起こすことはないそうですので、念のため。

花と緑のまちづくりセンター 平成23年5年1日 撮影

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