2011年10月アーカイブ

オオカマキリ(カマキリ目カマキリ科) Tenodera aridifolia


屋上庭園にお腹の膨らんだオオカマキリ♀がおりました。日本最大のカマキリで、体長は10cm前後もあり、日本全国に分布します。体色は緑色型と褐色型が知られていますが、この個体は褐色型です。近くに緑色型の個体もいました。褐色型は緑の草の上、緑色型は茶色の葉の上で見られました。体色は保護色の役割を果たしているのか疑問です。明石公園では本種以外にチョウセンカマキリ、ハラビロカマキリ、コカマキリの4種のカマキリが生息しています。オオカマキリの♀は体重が重たいため飛ぶことが苦手のようで、追いかけても飛んで逃げることはありません。


花と緑のまちづくりセンター・屋上庭園 平成23年10月28日撮影 145

カワラナデシコ (ナデシコ科ナデシコ属) Dianthus superbus var. longicalycinus


屋上庭園ではカワラナデシコが毎年花を咲かせます。今年も長く咲いています。通常の花期は6から9月ですので、まもなく花も終わるのでしょう。本州以西に広く分布し、日当たりの良い草原、河原や海岸の砂浜等に生育します。今年は「なでしこジャパン」の活躍が世間を賑わせています。カワラナデシコの別名はナデシコあるいはヤマトナデシコですので「なでしこジャパン」の花そのものです。


花と緑のまちづくりセンター・屋上庭園 平成23年10月20日撮影 144

ホソヘリカメムシ(カメムシ目ホソヘリカメムシ科) Riptortus clavatus


においの花園のロウバイに、後肢腿節が発達していて太く、太いトゲが特徴的なカメムシがいました。体長は14から17mm、イネや豆類の害虫です。幼虫の形態はアリに似ていて、行動もアリのようで、成虫の飛ぶ姿はアシナガバチにそっくりだと言われています。いわゆる擬態なのでしょうが一度見てみたいものです。


花と緑のまちづくりセンター・においの花園 平成23年10月20日撮影 143

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