明石公園にあるバラ園。今年も色とりどりに咲きそろい、あちらこちらにカメラやスマホを構える来園者の姿にほっこりします。
明石公園にバラ園あり、とその存在が徐々に伝わっていることを感じます。

遠くから近づいていくと、南北に立つ２基のアーチそれぞれのピンクと赤のツルバラが目を引きます。あでやかにバラ園のシンボルとして存在感を放っています。

南端アーチのツルバラは、'ピエール・ドゥ・ロンサール'。「世界バラ会議　殿堂入りのバラ」の一つで、広く世界中で愛されています。豪華な大輪カップ咲きで、幾重にも重なる花弁と中心にピンクがのる優雅な色調がとても上品です。

北端アーチの'アンクルウォルター'は、ベルベットのような光沢のある鮮やかな赤で、剣弁高芯咲きの形の美しいバラです。質感のある豪華な姿はより目を引きます。

バラ園内には、バラの他に多種多様な草花も植えられ、バラ園をより引き立てています。

バラボランティアグループの皆さんが、数年にわたる地道な活動の末よみがえったバラ園。今年は花と緑のまちづくりセンター職員の指導のもと、ボランティアさんの細やかな剪定作業などにより昨年以上に美しく、新たな明石公園のアピールポイントになっています。
緊急事態宣言下ですが、明石公園は開放されて、バラは美しい姿で皆さんをお迎えしています。広大な明石公園の中でもとびっきりのオアシスであるバラ園で日常を忘れてホッとされてはいかがでしょうか。