兵庫県立フラワーセンター

早春のパンジー、ビオラに始まり、春にはチューリップやバラ、初夏にはハナショウブ、夏はサルビア、紅葉の秋にはモミジバフウの並木道。温室では球根ベゴニアや食虫植物と年中花の絶えることを知らないフラワーセンター。
「フラワーセンター」と聞くとチューリップのイメージが強く、バラの咲く公園としては、姉妹園の播磨中央公園に知名度では一歩譲った感じを持たれますが、バラ園の植栽面積や植栽本数においても何ら引けをとるものではありません。


現在、フラワーセンターには約2.850平米の敷地に320品種、2,000本のバラを植栽しています。大輪で花の豪華なハイブリッドティー系や、中輪でも5月-11月まで休むことなく花を咲かせるフロリバンダ系を始め、蔓性のバラをポール仕立てやフェンス仕立てで植栽しています。また、原種を集めたコーナーや、近年特に修景用のバラを集めたコーナーなども設けています。



フラワーセンターでは、皆さんが手軽にバラ栽培に興味を持っていただくために、年に2回(8月下旬と2月上旬)園内のバラを使った剪定講習会(要予約)を行つています。この剪定講習会に参加いただいたみなさまからは、思いっきりバラが剪定できるとあって好評をいただいています。ぜひ皆さんも参加してみませんか。
また、フラワーセンターへお越しになれない方のために、フラワーセンターでは、県内各地で花の教室を開催し、バラの栽培方法の講義も組み込んでいますので、ぜひお問い合わせください。



平成20年度からは、ひょうごローズクラブ会員の皆様のために、バラ園の一部を使って剪定講習会を開いたり、昨年12月13日には新規に16平米のバラ園を作り、会員とともに270本のバラ苗の植え付けを行いました。
今後も、接ぎ木や施肥の講習会などを次々と計画していく予定です。



最後に、フラワーセンターでは植物園ボランティアの協力によって、花殻摘みや除草作業を行っています。ぜひ、皆様もご参加ください。