ハラビロカマキリの幼虫がソメイヨシノの幹を登っていました。腹部背面に翅(はね)が生えていないことから幼虫と判ります。脅かされると腹部を曲げて威嚇するユニークな行動をとります。樹上生活者であるため小さくても木登りは得意です。また、小さくてもカマは立派です。このカマでどんどん獲物を獲って成虫になり、秋には交尾・産卵するでしょう。
※昆虫の羽・羽根は生物学の専門用語で「翅」と書きます。鳥などでは翼が使われますが、英語ではどちらもWingです。使い分けするのは日本の文化なのでしょうか。ただし羽・羽根は狭義では羽毛などのfeatherの意味や広義では翅・翼も含めた意味もあります。
本 丸
平成24年8月5日撮影 176