永らくご無沙汰しておりましたが、春の訪れとともにこの生きもの情報も再開しました。
今回は桜堀の岸辺で見つけたコハコベです。今がもっとも寒い季節ですが、春の足音が聞こえたような気がします。背の低い多年草で、しゃがみ込まなくては見られません。小さな5弁の花を咲かせますが、根元で2裂しているため写真のように10弁に見えます。
ハコベは春の七草 「せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ」 のハコベラのことです。一緒にホトケノザも咲き出していました。
※ほとけのざの現代名はコオニタビラコのことであり、ホトケノザではありません。ごぎょうはハハコグサ、すずなはカブ、すずしろはダイコンの古名です。
桜 堀
平成25年2月5日撮影 183