神戸布引ハーブ園

神戸布引ハーブ園では約200種75,000株にものぼるハーブを植えており、訪れる方々に見て、触れて、味わうなど四季折々のハーブを五感で楽しんでいただける公園ですが、園内では小さいながらもテーマに沿ったバラの庭園を作っています。
まず、ロープウェーの最終駅である「布引ハーブ園駅」から展望広場を通って城門を抜けると、イングリッシュローズの柔らかな色彩と豊かな香りが楽しめる「ローズシンフォニーガーデン」があります。ここではイングリッシュローズを中心とした61種類160株のバラを、「ミルラ(乳香)」「ノワゼット」「フルーツ」「オールドローズ(ダマスク)」「ムスク」「ティー」の6種類の香りに分けてご紹介しています。



標高が少し高いこともあり6月初旬頃から少し遅れて咲き始めますが、うつむきかげんに咲く花に顔を近づけると甘く優しい香りが楽しめます。それぞれの香りの中から、お気に入りのバラを見つけてはいかがでしょうか?



次に、ハーブ園内に入ると音楽にゆかりのあるモダンローズを集めた「ミュージックローズガーデン」があります。例えば、ビゼーが作曲した歌劇とその登場人物にちなんで名づけられた「カルメン」や、1920年代に流行したダンス音楽の「チャールストン」のほか、「ニューアベマリア」「バッハ」など19種類のバラを植え、名前とともに花を楽しんでいただけます。

また当園では、見て楽しむと同時に使って楽しむ身近なハーブとして、バラの花を収穫・乾燥し、花びらの香りを閉じ込めてポプリなどのクラフト材料として利用しています。



神戸布引ハーブ園でバラを楽しむ魅力のひとつは、見ごろを迎えたハーブとともに楽しめることです。神戸布引ハーブ園ではゴールデンウィーク頃からいっせいにハーブが開花を始めますが、バラとともに開花を始めるのがイングリッシュラベンダーです。イングリッシュラベンダーは6月上旬から咲き始め中旬ごろに見ごろを迎えます。
またラベンダーの摘み取りイベント(6月6日より毎日13:30-14:30)を開催しますので、バラとラベンダー、ハーブの香りに包まれた園内でゆっくりとした時間をお楽しみいただけます。6月はハーブ園が最も輝きを増す季節です。バラとハーブと神戸市街の眺望を神戸布引ハーブ園で楽しんでみてください。