第1回 バラの達人養成講座 報告
1 日 時:平成29年7月16日(日)10:00 - 12:00
2 場 所:播磨中央公園サービスセンター及びばら園(現地)
3 参集者:ローズクラブ会員27名、一般参加2名
4 講 師:ローズクラブ副理事長 前野義博 氏
5 内 容:講師の前野義博さんの著書「一枚上手のバラの咲かせ方」を受講者の皆さんに配布し、
それをテキストとして講習会が行われました。
主な内容は次のとおりです。
● 栽培におすすめバラ15種
「ピース」からモダンローズがはじまった。近代バラ改良の始祖。
「ノイバラ」日本中どこでも自生。西洋バラに房咲きの系統をもたらした。
「花の道タカラヅカ」アイスバークから生まれた最新花。
「コウシンバラ」西洋バラの四季咲き性をもたらした中国原産の重要な原種。
「シェエラザード」近年日本で作出された品種で耐病性、連続開花性に優れた特性を
持つ。
その他、育種家からみたおすすめ品種の紹介があった。
● 五枚葉の意識を捨てる。
要は、立派な葉の上で切ることが大切。大きな葉が十分あると脇の芽に十分の養分が
行くことになる。
● 根頭がんしゅ病とはうまくつきあう。決して宿主を殺さない。根頭ガンシュがあっても
十分咲く。
● 花後の処理と切り戻しについて、園内のバラ園で1時間の実技講習があり、炎天下の中に
もかかわらず熱心に質問が出ていた。
切り戻す位置と秋以降の成長との関係の説明があり、花後の剪定とベイサルシュートの処
理の仕方などを実技を通じて学んだ。
● 現地から帰ってからの質問
夏場のうどんこ病、黒星病の予防についての薬剤について→特効薬は使わない。大事
にとっておくこと。
● 暑さ対策
バラは本来強い植物で、この時期ほっておくようにと言っていたが、最近の暑さは、
暑さ対策が必要なくらいバラにとっても不適性な気候になっている。対策を考える
時期に来ているとの前野さんの指摘があった。
※事務局より連絡
次回は9月10日(日)10:00 - 12:00です。
受講者の方は、テキストと受講証を忘れずにお越しください。
<熱心に前野さんの説明を聞く受講者の皆さん>
<炎天下でも受講生の方から熱心な質問がたくさん出た。>
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