バラの達人養成講座第2回が行われました。

バラの達人養成講座第2回が行われました。

1 日 時:平成29年9月10日(日)10:00 - 12:00
2 場 所:播磨中央公園サービスセンター及びばら園(現地)
3 参集者:ローズクラブ会員27名、一般参加2名
4 講 師:ローズクラブ副理事長 前野 義博 氏
5 内 容:今シーズンのテーマ「一枚上手のバラの咲かせ方」をテキストをもとに学びました。
      主な内容は次のとおりです。

<バラの病虫害対策についての講義 (教科書以外に資料あり>
  ●薬剤散布を考える前に、病虫害を受けにくい、被害にあってもすぐ回復する元気なバラづくり
   をしよう。
   バラにあった土づくり、環境を清潔に保つ工夫が大切。株元の落葉や花がら、雑草は病虫害の
   すみかになる。集めて土に埋めと腐熟させること。株周辺のマルチングは清潔にしよう。
   (黒星病の予防に有効)
  ●過度の薬剤散布は、有効な虫(天敵)も殺してしまう。害虫は致命的でないので、病害に重点
   をおいて予防散布中心にする。(特効薬は高い。しかし抵抗性もできやすい。
  ●休眠期の石灰硫黄合剤やマシン油剤は一番花の咲く頃までは病虫害に有効。

<バラを健康に育てるための6項目>
  ●病気に強い品種を選ぶ
  ●黒星病にマルチは有効だがそれだけでは防げない。
  ●栽培環境が大切
  ●バラにあった土に改良する。弱酸性にする。
  ●品種特性にあった場所に植える。
  ●日常の観察が大切(こまめに見回り,花がらつみ、害虫の捕殺、枯れ枝、枯れ葉をこ まめに
   とるなど)

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<実習1> 材料:下葉が黄色く、ぐらぐらなポット苗  
      苗を抜き取ると根がなく、マメコガネの幼虫を多数確認。苗の再生処理について学ぶ。
     (清潔な土に挿し木と同じ)
      材料:剪定後、新しい芽は動かない、株元には木くずがあった。株元はカミキリムシの
      幼虫の食害のあとは複数見られた。注射器で殺虫剤を樹に注入して様子をみる。

<実習2> バラ園で秋の剪定の実習。全体の3/1ほど切り戻しを行い、次回10月15日(一ヶ月
       後)どうなっているか観察することとなった。つるバラの剪定、誘因の質問もあった
      が、秋のバラは春のように一斉に開花しないもの。労多くしても効果は満足できないだ
      ろう、という先生の意見でした。

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<番外>  剪定ばさみの研ぎ方を教わった。

事務局より連絡
次回は10月15日(日)10:00-12:00です。
受講者の方はテキストと受講料を忘れずにお越しください。