バラの達人養成講座第3回が行われました。
1 日 時:平成29年10月15日(日)10:00?12:00
2 場 所:播磨中央公園サービスセンター及びバラ園(現地)
3 参集者:ローズクラブ会員27名、一般参加2名
4 講 師:ローズクラブ副理事長 前野 義博 氏
5 内 容:今シーズンのテーマ「一枚上手のバラの咲かせ方」についてテキストをもとに
学びました。
主な内容は次のとおりです。
<最新バラ品種の紹介>
京阪園芸(株)発行のカタログ「Rose Collection」を使っての品種の紹介と説明。
(教科書以外の資料)
・'フィネス'・・・最新品種 栽培しやすい、香りのよい、花弁の多い品種
最近の日本の育種もオールドローズ中心で花弁の多い花型が増えているが、
あまり花弁が多いと咲かないままで枯れるものの出てくる。
・ハイブリットTの剣弁高芯型の品種は少なくなった。
・オールドローズの'ベーシーズパープルローズ'(シュラブは、小豆色の一重
のバラで・育種親として優れている。
・カタログでの注文の留意点:注文は早くした方が良いが(品種がなくなるか
ら。)、納品は12月でよい。
<バラグッズについて>
・高い肥料、培養土が多い。
・マメコガネセットはおすすめ。マメコガネムシのフェロモン誘因器。
・ニームは忌避剤としてもよい。
・ダニ剤は2種類の交互散布がよい。
<植え付け方再考>
・バラの地植え場所は日当たりのよいところ。
・50cm四方に穴掘りをして(無理ならなるべく大きく)掘った土で土づくり。
・バラの用土は、少々荒くて重い土がよい。(市販の土は細かいものが多い)
・掘った穴に腐葉土や牛糞堆肥、元肥でよく混ぜる。
・堀りあげた土に堆肥類をまぜて埋め戻す。しばらくすると土は沈むので、地表よりやや
高く苗を植える。
・接ぎ口は出す、埋める・・・どちらでも。但し鉢栽培ではできるだけ根域確保のため埋
めない。
・堆肥と肥料は分けて考える。堆肥は有用菌のえさ。土壌改良にもっと関心をもってもら
いたい。
・動物性堆肥、植物性堆肥どちらも、結局セルロースで分解しにくいもの。
・鉢植えの場合はしっかり土を固める。ふわふわの土では根がうまく張らない。
これから冬まで殺菌での予防ぐらいで、なにもしなくてよい。秋のバラを愛ででやって
ください。
<現物材料の観察>
バラの実は、品種によって形がいろいろ。
'R.グラウカ'、'ロサ・エグランテア'、'ロサ・ムルチフローラ'、
'ロサ・パニクリゲラ'など
【いろいろな品種のバラの実】
<実習>
バラ園で秋の剪定後一ヶ月の生育状況の確認。前回剪定したものは、秋バラのツボミが
見られた。
そのままブラインドのものもあった。強剪定の苗は、芽が確認された。
事務局より連絡
次回は11月26日(日)10:00?
受講者の方はテキストと受講証を忘れずにお持ちください。
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