バラの達人養成講座第5回(最終回)が終了しました。

1 日 時: 平成31年1月27日(日)10:00―12:00
2 場 所: 兵庫県立播磨中央公園サービスセンター及び四季のばら園(現地)
3 講 師: 前野 義博 氏(ひょうごローズクラブ副理事長・(有)確実園本園)

<講義内容> バラの土の基礎知識
良い土の条件
・水はけがよいこと。
・新鮮な空気が含まれていること。
・水持ちが良いこと。
・肥料持ちが良いこと。
・有機物が含まれていること。
・清潔な土であること。
・適当な重さがあること。
・土の酸度が適正であること。
そのままにしていると、雑草の種が混ざってきて、土が硬くなって生育に影響する。
バラが休眠している冬の作業として、耕耘や堆肥散布が必要。

農家がしている土の若返らせ法
・客土(特に有機物が豊富な池の底土など。)
・天地換えして土をリフレッシュする。

<実地講習 > 現場でのバラの剪定の実演
冬剪定のコツ(実践から)
・不要な枝から剪定、少しずつ切り詰めること。(最初から短くしない。)
・品種によって高さを決める。
・細い枝を多く残すと弱い芽がたくさん出て、木に負担になる。

 HP用剪定風景.jpg
 【剪定の実演を見入る講座生のみなさん】

 持ち帰りの苗('ハナグルマ')についての管理
・多花性で冬でも花が咲く強健な品種なので、短く剪定する。
・ついている土は保水が良すぎるので、植えるときは、土と混ぜて植えること。その土だけで栽培しないこと。

切り接ぎと芽接ぎについて
 講座生が囲んで切り接ぎの実演と芽接ぎの実演を見る。

 HP用芽接ぎ風景.jpg

 

 最後に修了証を授与し、鉢入り苗(品種:'ハナグルマ')をお持ち帰りいただきました。