ごあいさつ

このたび、バラを愛する人たちが集まって「ひょうごローズクラブ」を設立することとなりました。バラの魅力をもっと多くの人々に知ってもらい、もっとみんなで楽しもうという集いです。

バラは「花の女王」と呼ばれ、世界の様々な国で愛好家が集い、楽しみながら独自の園芸文化を培ってきました。またそうした愛好家たちは国際的な交流をも生み出しています。そうしたことをバラにゆかりの深いこの兵庫県でぜひ始めたいと考えたわけです。

バラはなぜそんなにも多くの人々を魅了するのでしょうか。古代エジプトの女王クレオパトラは、バラは永遠の若さを保ち異性を引きつける力を持っていると信じ、バラを宮殿一杯に飾り、バラの花びらを浮かべたお風呂に入り、バラの香油を愛用したそうです。同様にフランスでもルイ16世の妃マリー・アントワネットやナポレオン皇帝妃ジョセフィーヌがその愛し方に違いはあれ、バラの魅力に取り憑かれたことが有名です。またイギリスでもアメリカでも国花はバラ、そしてイスラム教も、白バラはマホメット、赤バラはアラーの象徴としているのです。

日本では、花を見て楽しむ方が多いようですが、バラは太古の昔から香水の原料とされてきたことからもわかるように、ヨーロッパでは鑑賞だけでなく香りを楽しむ方も多いようです。また最近では花や実(ローズヒップ)をお茶やジャムにして、薬として、あるいはアロマテラピーに使うようになってきました。

「ひょうごローズクラブ」では、このように花や香りを愛で、実を楽しむ、バラの奥の深い魅力に触れ、潤いのあるライフスタイルの一角にバラがある、そんな暮らしのきっかけになるよう、さまざまな活動を行っていく予定です。今後の「ひょうごローズクラブ」にご期待ください。









 ひょうごローズクラブ理事長
 石原 憲一郎
 (花と緑のまちづくりセンター長・兵庫県参与)