令和5年度 研修会報告

阪神南・阪神北地域
6月1日木曜日
「種まき、育苗、管理のノウハウ」 
草津市立水生植物公園みずの森 管理責任者
若松 康史 氏
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草花の播種から育苗、植え付け作業、栽培に適した用土づくりなど、日々植物管理作業を実践されている若松さんのお話は、テンポが良くわかりや すくかったです。
みずの森では、 花壇植栽のローテーションも計画され、計画上の苦労話や上手くいった時の楽しみについても述べられていました。
また、花と緑のまちづくりセンターの緑の相談所長を務められたご経験から、地域によって気候の差が大きい兵庫県内の気候区分を細分化してお話され、各地域で栽培可能な品種を詳しくご説明されました。

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東播磨・北播磨地域
6月21日水曜日
「どうする?これからの花と緑のまちづくり」
県立淡路景観園芸学校・県立大学大学院 教授
平田 富士男 氏
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大河ドラマ「どうする? 家康」に因んだタイトルの講義。
阪神・淡路大震災後に多く発足した花緑活動団体の方々が高齢化し、今後の活動の岐路を迎えていると言われています。
県内の活動の受賞経験のある団体の現在の活動についてのアンケートデータを、まとめ現状を参加者に再認識していただきました。
普段の活動を振り返る上では、活動の原点である「楽しさ」を再認識すること、そしてそれをどのように伝えて、団体間で交流するかの大切さが、平田先生から述べられました。
その伝達、交流ツールのひとつとして、スマートフォンでのSNSのお話があり、参加者に実際にSNS 試用を体験してもらいました。

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阪神南・阪神北地域
6月22日木曜日 
「魅力的な景観づくりの極意とは"造園的な植物への視線"」
有限会社ガーデン和光 代表
若生 和也 氏
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「魅力ある景観づくりの極意とは」と題し、空間に対しての植栽植物の選定、及び高木低木によるアクセント、花と葉の形。また季節で移ろう色どりを考慮することの大切さを、様々な例を取り上げ講義されました。
会場の宝塚文化センター・メインガーデンの植栽デザインの説明について講義を実施、また多数の質問にご丁寧に説明されていました。

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丹波地域
8月25日金曜日
「秋まき草花の種まきから、育苗管理」 
草津市立水生植物公園みずの森 管理責任者
若松 康史 氏
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6月1日開催の内容を今回は丹波地域で開催、時期を踏まえた播種・育苗を講義しました。
地域差による環境の変化、雪による対策実践、見栄えのあるアイスチューリップを紹介しました。

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中播磨・西播磨地域
10月20日金曜日
「秋まき草花、秋植え球根の育て方(管理)」 
草津市立水生植物公園みずの森 管理責任者
若松 康史 氏
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6月1日 8月25日と3地域目となる講習、時期を踏まえた播種・育苗を講義しました。
また、講師の関わる「趣味の園芸」から秋植えの球根の話題を紹介しました。

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淡路地域
1月26日金曜日
「花と緑のまちづくりの今日的意義とは:次世代につなげる持続的な活動を目指して」
県立淡路景観園芸学校・景観園芸専門員 講師
新保 奈穂美 氏
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島への移住者から、事前に暮らしの見え方・感じている意見をアンケートで事前にいただきました。
現在の花緑及び地域活動のネックとなる活動できる"ひと"の課題を、人口の割合・ライフステージの側面から説明。
活動のあり方継続性の工夫について、そして奉仕+αとして少しではあるが報酬として作物のある"農"のあるコミュニティーの関心の高まり、国内外の事例を紹介。
育まれた文化と新しい交流により柔軟に議論することで活性化し、今後求められる花緑活動のアイデア・キッカケを作る講義をしました。

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