明石公園の自然に親しむ会と明石公園の主催による「第2回明石公園の野草の写真展」が、昨年に引き続き、明石公園パークギャラリーで昨14日(水)から開催されています。花と緑のまちづくりセンターも写真提供等で協力しています。21日(水)まで展示しています。関心のある方はご覧ください。
2012年3月アーカイブ
ピンクのアセビの花が咲き始めました。釣り鐘型のかわいい花です。クラヤノトキシン(旧名アセボトキシン)という毒を含んでいて、馬がこの葉を食べれば酔ったようになることから馬酔木(アセビ)と名付けられました。奈良公園ではシカがこの木を食べないのでアゼビだからになっていますし、兵庫県下の森林では中国原産で紙の材料となるミツマタが大繁殖しています。これもシカが増えすぎたからと言われています。アセビの由来は人が食べても足がしびれる→アシシビレ→アシビ→アセビになったと言われていますがこじつけのような気もします。花は通常は白ですが、たまにピンクのものも見かけます。この木の花はガクも薄いピンクで半白の花弁と合ってなかなかきれいな花でした。
園 内
平成24年3月8日撮影 161
この冬3回目のモズのはやにえを発見しました。本日行われた明石公園自然観察の中で、スタッフが見つけたものです。樹木はニセアカシアでした。このバッタは捕らえられてからかなりの時間がたち、体色が抜けていて、同定が難しかったのですが、産卵管の形や頭の形、さらに複眼の大きさ、飛び出し具合などから、サトクダマキモドキの♀としました。
この昆虫は夏の昆虫で、夏の終わり頃にモズに捕らえられはやにえにされたのでしょうか。モズは夏は山にいて秋になると里に下りてくる(留鳥)と考えられています。その接点はいつだったのでしょうか、想像するだけでも楽しいと思いませんか。
園 内
平成24年3月4日撮影 160
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